販路を考える 直売所で売るにはの考察

経営

栽培した野菜を販売するのに手軽なのが地域にある直売所があります。

値段は自身で付けられ規格外の野菜も販売できるので初めて栽培する野菜などの反応を見るのにも活用しています。

今では街の中だけではなく道の駅などの観光施設の中に併設されている事もありますが、街の中にある直売所の一例として

参考になればと思います。

直売所で販売するには

今いる地域での流れです。

  1. 出荷者になる為に会員登録(書類提出)をする
  2. 説明会に出席する(必須)
  3. 出荷する野菜の栽培履歴(品種、圃場、農薬の使用履歴等記載)を提出
  4. 出荷開始

説明会は毎日行っていない場合が多いので栽培前に準備しておかないと直ぐには販売できないので注意が必要です。

販売にかかる費用は

出荷するには手数料等の費用を考慮する必要があります

  • 会員年会費
  • 販売手数料(15~20%位)
  • シール代(直売所での価格シール1枚/円位)
  • 包装資材(野菜を入れる袋など大きさにより1円~数十円)

大まかですが販売するのに以上の費用を考慮した値段設定が必要となります。

包装資材は自身で安いものを探して節約しましょう。

例えば野菜を100円(消費税込)で販売したら年会費を考慮しせず手数料15%、袋2円とした場合

100円ー手数料15%ーシール1円ー袋代2円(自分で用意)=82円

となり、直売所からは84円が入金されるイメージです

価格設定が妥当かどうかはお客様が購入してくれるか否かの結果次第です。

直売所は販路としてはどうか

直売所のメリット

  • 価格・量目は自分で決定できる
  • 出荷時にお客様にふれあう機会があるので反応を感じる事ができる
  • 規格外でも販売できる
  • 1品からの出荷が可能な為新たな野菜のテスト販売ができ反応が見ることができる

直売所のデメリット

  • 委託販売なので売れ残りはお金にならない
  • 家庭菜園やお小遣い目的の出荷者の低価格設定で価格が崩れやすい
  • 旬の時は供給過剰になり価格が崩れ売れ残りも増える

販路としては直売所をメインにするとかなり不安定になる気がします。

その理由は直売所は委託販売なので売れ残りはお金にはなりません。

せっかく袋詰めしてシールを張っても売れ残れば資材費用と労働時間を考えるとマイナスになる可能性もあります。

また、直売所のお客様の来店目的が

  • 安い(スーパー等と比較してお買い得)物がある
  • 新鮮な地物の野菜が購入できる

以上の目的の為、価格を高めの設定がしづらい点があります。

そして、直売所のが営業時間が9時~17時位と短いので共働きの家族などは来店する機会が限られてしまい高齢者が

比較的多い印象があります。

結局はデメリットの部分の不安定要素からの売上予測が立てづらいのが歯がゆいというのが本音です。

それであっても、規格外販売やお客様の反応が感じられる点と地元に根付くためのネットワークの下地作りを考えると地道に販売し続ける事が

重要で将来への種まきとして捉えたら販路としては有用というのも本音です。

直売所でどう販売するか

最近の野菜は生食が増加し気軽に美味しく食べられる為に糖度売りの部分もあるのでトマトなど品種や技術で味が生産者によって明確な差が出やすいものは

ブランド化がしやすくお客様の支持があれば高めの値段設定ができる可能性がありますが、味に明確な差が出づらい野菜だと中々厳しい面もあります。

そうなると普段遣いの野菜をお手頃価格で大量に出荷するという販売をしたり規格外の野菜をお手頃な価格での販売と直売所の特徴などを分析した販売が必要かと感じます。

自らの努力も必要なので新たなことをしても直ぐに結果を求めず直売所で販売の一つの在り方を学ぶ場として考えて、自分がこう売りたいというメッセージをお客様や直売所の店員さんに伝わるものを地道に栽培し出荷し続けることいより信頼を得る事も重要と感じています。

直売所の傾向として、その年で品薄等で高単価になった野菜は次の年に作付する生産者が増加傾向になり一気に値崩れを起こして翌年は生産量が減少など直売所特有の家庭菜園出荷者やお小遣い目的の生産者の動きで出荷量や価格が大きく変わることもありますが、専業の人はその流れに振り回されずに地道にしっかりとした野菜を出荷し続けて信頼を得ることが大切だと節に思います。

ちなみに私ごとですが減農薬・減化窒素学肥料の特別栽培した野菜を始めておりますが、やはり価格を見るお客様が多いため出荷状況に応じて慣行栽培の

10~50円位の価格差で販売してますが苦戦中です、まだ認知不足の部分もあるので徐々に売上に繋がるようにPRをしていこうと努力中です。

何にせよ完璧なシステムは中々ないので各々の特徴を活かして行くしかありませんという決定打のない結論ですいません。