暖冬の対策はどうするか?

野菜

暖冬の冬でブロッコリーも花が咲くのではないかと思う位に花蕾の膨らみが早いです。生育していく野菜をみると本当に成長が早いなぁと思います。当初の予定ではブロッコリーは12月から3月までの収穫予定ですが予定より早く収穫が終わるかもしれません。

暖冬の影響

  • 需要と供給のバランスが崩れ価格が不安定になる

暖かい気候が続き生育が進む事により予定していた収穫が前倒しになることによって需要と供給のバランスが崩れる事があります。供給過多になれば価格が安くて消費者は笑い生産者は泣くという状況になります。

しかし予定より収穫が前倒しになるということは、次の作付が通常の生育状況だと野菜が足りなくなる期間ができやすく価格も高値に転じる事も考えられます。その時に消費者と生産者の立場は逆転し、農家が笑い消費者が泣くという形になるかと思いきや一概にそうも言えません。

高値になったときははもう野菜がほぼ収穫済みで出荷できる野菜がそれ程ない事があります。特に、農家が儲かるとは言い難い面があります。正直バランスよく収穫でき安定価格で出荷できるのが理想なのです。

  • 害虫が越冬

寒い冬なら害虫の生存が難しく数が減りますが、暖かいと数が減ることなく越冬してしまい。春以降に害虫による被害が多くなることが想定されます。こうなると、駆除の為の農薬散布が増える可能性があり作業負荷とコストが増えてしまう事が考えられます。

暖冬の対策

気候、天候の事なので何かと難しいのですが、何もしないというのもいかがなものかと思いますが何が考えられるのだろうか?

  • 定植(播種)時期をずらす
  • 品種を見直す(早生、中生、晩生)

長期予報を参考にして気候を見てこの対策で栽培中にバランスよく野菜が出荷できることが出来れば生産者も消費者も笑う事ができるのではと思います。