農大の研修を終えて、2年目は農家での研修が始まりました。
研修先は、農大研修中に農林事務所や市と面談を重ね就農後の作物を栽培している農家で1年の研修を行いました。
人によっては、農大研修後就農という方もいますが、研修2年間は補助金が出るので1年目は基本を学び2年目は応用編で実際の農家の経営を見ながら学んでステップアップという流れができあがります。何よりも研修農家は研修生を受け入れる為の条件をクリアしているので地元や行政に信頼と力を持っていますこれは就農後にも精神的にも大きなものとなります。
2年目は、就農予定の市町村が主に対応しますので担当の方と仲良く本音で付き合いましょう。
農家での研修
研修先は過去2年も研修生を受け入れているので扱いは慣れている農家でした。
昨年の研修生から引き継ぎのような形で大まかな作業の流れを聞きました。
研修は、1日8時間で土日と正月三が日位が休みで基本22日以上でるようなイメージでした。
時間等は、研修先の状況によって異なります。場合によっては複数の農家で研修する事もありました。
研修内容
- 実践的な作物の栽培管理
- 農家の経験からの技術習得
- 日々の農作業の流れと一年間の流れ
- 就農に向けての相談や助言
- 就農への準備
何だかボヤーっとした記述ですが、自分はこの作業はこうしても良いかなとか、この機械や資材は導入の検討といった就農後をイメージしながらの予行演習期間かもしれません。ただ、自分は早く就農したいなという思いが強かったので自由度が少ない研修は精神的につらかったかな。
研修農家によっては、研修生を労働者として扱う所もあるようですので度が超えるような対応がある場合は関係機関に相談しましょう。あくまで学ぶ為の研修なので労働者にならないように気をつけましょう。
2年目の研修は就農地域への準備期間でもある
基本的に農業を知らないから就農に向けて研修をしているので特段な事情がない限り2年間の研修をする事がおすすめします。
就農を目指す方は基本的に農業を初めて職にしようとする方で就農する場所ではよそ者となります。例え、地元出身者でも農業が初めてというと遠巻きに見られる事もあるでしょう。排他的な地域によっては中々打ち解けるのに時間がかかる場合がありますが、2年目の研修の時間を利用して準備をしながら就農地域への挨拶や2年研修しているということを話しながら行政のバックアップがあって就農しますという事を伝える事により就農時に農業に打ち込みやすいと思います。
これを1年目の農大の研修時に研修を受け、就農準備をし経営計画を立てるというのをすると地域への挨拶回りが後回しになりがちで農作業に打ち込めない可能性もあります。コミュニケーション作りが得意であれば良いのですが、それにしても話しをかけてくる人には笑顔で対応は農作業中だと中断してしまうので精神的に正直しんどいです。
人のすれ違いはコミュニケーション不足により感情的な部分の対立が多い気がします。その為にも、就農後なるべくスムーズに農作業が出来る為の土台作りという捉え方もあると感じます。
長い目で見たら、仕事は段取りが重要なのでまだ時間のある研修期間に地元の方に接する事は有意義です。時間をかけてとけ込みましょう。
今回のまとめ
農家での研修は、自由度は減りますが業者の紹介や地域関係者への繋がりができるネットワーク作りとあの農家さんで研修したというと信頼度がUPするので就農後にメリットを実感できます。研修は2年間ありますが、農大では学ぶ事を中心に地元農家の研修は今後のネットワーク作りという違いがあるのだと感じました。また、2年の研修をすることにより周りの信頼感も違います。何よりも近くに顔の利く相談者がいるというは精神的にも安心ができます。何よりも、就農地域に土台作りをする準備期間と捉えましょう。
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